火山から噴出するものを火山噴出物といいます。
火山噴出物は、気体、液体、固体ともあります。
火山から噴出する気体が、火山ガスです。その成分はほとんど(日本の火山では90%以上)が水(水蒸気)ですが、そのほかに二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素などがあります。
三宅島で雄山の噴煙がでたとき、火山ガスの高感受性者注意報が発令されました。二酸化硫黄の濃度が上がったためです。
また、硫化水素は温泉地などでよく感じられる「卵の腐ったにおい」と表現されることの多い気体です。
二酸化硫黄も硫化水素も人体に有害な気体です。
液体の火山噴出物といえば溶岩Lavaです。熔岩は900℃から1200℃もの温度で噴出します。
溶岩 (静岡県富士宝永山)
固体の火山噴出物は、いろいろな種類があります。
まず、火山弾は空中に放出されるもので、64mm以上の紡錘形・楕円形のもの。
富士山で1950年7月27日に拾った火山弾。70年前…
これも理科室にあった火山弾ですが詳細不明。
で、直径2mm以下のものが火山灰です。
発泡しているものもあります、そのうち、白色でシリカに富むものが軽石、黒くて鉄やマグネシウムに富むものがスコリアです。
軽石
スコリア
その他、ハワイの火山の女神ペレーの名前を取ったペレーの毛、ペレーの涙、なんてものもあります。
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