0482 鉄
鉄 Iron CAS No. :7439-89-6
Fe 55.845
灰黒色~黒色
融点 1535℃ 沸点 2730℃ 比重/密度: 7.86g/cm3
鉄も、理科の実験ではいろいろな形態で登場します。
粉末(鉄粉)は、
硫黄と結びついて硫化鉄を作る実験や、活性炭や食塩水とともに化学カイロを作る実験で登場します。これらの実験は300メッシュ以上のものが良いとされています。
このほか、磁石などの磁力線を可視化するために鉄粉を振りかけることがありますが、これは、別に化学変化させるためではないので、メッシュ数がもっと少なくてもOKです。そもそも純粋な試薬でなくても、砂鉄で十分だし。
「メッシュ」は1インチ (25.4mm) に網目がいくつあるかを表しており、100メッシュといえば1インチ上に100の網目があることを指す。
数字が大きくなるほど、小さな粒しか通過出来ません。
メッシュとミクロンの比較表もあります。
そして鉄粉、厳密にいうと「目開きが53μmの網ふるいを50%以上通過する鉄の粉」は、消防法で 危険物 第2類 可燃性固体 危険等級 III(指定数量 500kg) に指定されます。
ちなみに鉄粉は危険物2類の中で、金属粉とは別に「鉄粉」と分類されており、、他の金属粉より比較的危険度が低いため、扱いが違います。(マグネシウムも別扱いですがこちらは危険度が高いためと思われます。)
鉄粉の場合だと
・大気中の酸素、水分によって徐々に酸化する(錆びる)。急激に酸化すると反応熱を放出し、条件によっては赤熱することも。
⇒なので水漏れのある場所では保管や取り扱いを避ける。
⇒棒状注水での消火は水蒸気爆発を起こすことがあるのでNG
・混触危険物質(強酸、強アルカリ、強酸化性物質)にも気を付ける。酸を含んだ水に触れると水素ガスが発生するおそれがあります。
それから板。写真のやつはさびていますが、化学電池を作る実験で銅板や亜鉛板、アルミニウム板とともに金属板の選択肢として登場します。
そしてスチールウール。細ーい鉄繊維のかたまり。「金たわし」の異名をもちます。
酸化・還元のところで、鉄の燃焼実験の時にスチールウールを使いますね。
ちなみに先日、実験に使うスチールウールを買おうと大きめのスーパーやドラッグストアに行ったのですが、どこも「○ンスター ソープバッド」とかいって、石鹸が練りこんであるのしか置いてませんでした。「余計なことするんじゃねぇ~!!」と夜のドラッグストアで叫びたくなりました。「手にも自然にもやさしい天然ヤシ油を原料とした無リンソープを使用」ってパッケージに書いてあったけど、無リンソープとかイアン・ソープとか、そういう問題じゃねぇよ!(涙)
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結局、楽○市場で、数日待って+送料を払って入手しましたとさ。
しかもそのあと理科準備室からスチールウールが大量に発見された時の脱力感と言ったら、もう、哀しみ本線日本海、って感じです。
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