PR

2127 【科学 すぐそこに】ナスもバナナも日に焼けちゃう!?/アラゴの円盤

 朝日中学生ウイークリー「理科のツボ」は2年で(前任者を含めた連載としては3年で)終わりで、その後に「科学すぐそこに」というシリーズがはじまりました。身近な話題と科学のつながりをオリジナルの写真をつけて紹介した連載です。

ハルジオンとヒメジョオン、どう違う? (2014/04/06)

1370 ハルジオンとヒメジョオン 参照

蜃気楼がおうちでできる?!(2014/05/04)

1186 つくってみよう「しんきろう」参照

ナスもバナナも日に焼けちゃう!?(2014/06/01)

朝日中学生ウイークリー、毎月第1日曜日の連載「科学すぐそこに」、6月のテーマは紫外線。

まず登場したのがナス。
ナスは、紫外線に当たることで表面が紫色になります。ということは、紫外線が当たらないところは紫になりません。下手の部分は色が薄いです。そのため、朝摘みのナスにはヘタの下の白い部分が目立ちますが、そこは一晩で伸びた部分です。未だ紫外線にほとんど当たってないので、着色されていないのです。

そして、メインはバナナ。
以前「わくわく理科タイム」でも取り上げましたが、紫外線でバナナを茶色くする実験は自由研究の定番実験の1つです。身近なバナナを使うこと、紫外線という環境ネタ、そしていろいろな条件で実験できるという点は、自由研究としてはポイントが高いです。

そんなわけでこの実験はいろいろネットでも取り上げられているのですが、ひとつ気になったこととして、茶色くなる理由があります。

茶色になる理由として「バナナの果皮のDNAに化学変化を起こすため」という説明をいくつかのサイトで見かけました。「果皮の細胞のDNA」と言わなかったり、「化学変化」というテキトーさから、ずいぶんざっくりした表現だな、と気になっていたのですが、そのうち一つのサイトでは参考文献が書かれていたので、その文献を調べてみました。すると、次のような記述を見つけました。

 太陽光の短波長の紫外線には、細胞の核に多い核酸に直接吸収され化学変化を起こす作用があります。核酸のDNA(デオキシリボ核酸)は遺伝子の本体であり、細胞が生きていくために必要な化学反応を行う酵素の合成を調節しているので…(松田仁志『植物の観察と実験を楽しむ-光と植物のくらし-』裳華房、2004、p.140)

おそらく、この記述をもとに、最初の参考文献が書かれていたサイトで「バナナの果皮のDNAに化学変化を起こすため」と書いたのを、他のサイトがそれぞれこのサイトを鵜呑みにし、元文献にあたらずにコピペした可能性が高そうです。

植物の観察と実験を楽しむ: 光と植物のくらし (ポピュラー・サイエンス 266)

中古価格
¥635から
(2025/12/11 22:18時点)

ちなみに、131ページには

私たちが食べるバナナの実の皮、果皮は、紫外線が当たると色の変化を起こします。特に強い紫外線に当たるとその部分が褐色になり、さらには黒く着色します。この現象は、バナナの皮を傷つけたり、冷蔵庫の中で凍傷を起こしたときに細胞が死んでいく過程で起きる反応で、酸化酵素によって細胞内の化合物が褐色の色素に酸化されたのです。

とあるので、私だったらこちらを引用して説明します。

ちなみに今考えていることは、バナナを丸ごと使った実験では、日に当てたバナナは食べずに捨てることになるのでもったいない。バナナの中身は先に食べちゃって、残った皮だけでも同じように実験できるのではないか?ということ。

ちょうど日差しの強い6月。やってみようと思います。

参考文献
ナス
白なすについて世界一マニアックな話をしてみる
大間違いの秋ナス選び

バナナ
松田仁志『植物の観察と実験を楽しむ-光と植物のくらし-』裳華房、2004
バナナで紫外線の作用を調べる
バナナも日焼けをするの?

アラゴの円盤(2014/07/06)

朝日中学生ウイークリー、毎月第1日曜日の連載「科学すぐそこに」、7月のテーマはアラゴの円盤。

実験としては以前やったものです。

今月は実験は終えているし、ブログをリライトすればいいや…と思っていたのですが、イラストの図と写真が左右逆だったので、写真を左右反転させようかと思ったのですが、編集からの要望で改めて写真を取り直す必要が。

かえって手がじゃまな気もするのですが…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました