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2142 地球と環境Ⅱ (東京書籍DVD)

 NHKエンタープライズが発行し、東京書籍が販売するDVD「地球と環境Ⅱ」7本シリーズの制作協力をしました。具体的には、映像やナレーション原稿のチェック、そしてDVDにつけるリーフレット「授業での活用例」の原稿の執筆です。

1 地球温暖化 オゾン層の破壊
2 大気汚染
3 水質汚染 海洋汚染
4 自然環境の破壊
5 化学物質と環境
6 ごみリサイクル
7 資源エネルギー開発
の7本シリーズです。
25分から34分で 各19000円(税抜)。
残念ながらすでに販売終了しているようです。

 発売された2008年。2005年から2009年12月まで政府主導で「チームー6%」なるプロジェクトがあったように、京都議定書の縛りで二酸化炭素の削減にギャーギャー言っていた時期です。その前から環境教育(のちに教育界のトレンドはESDを経由してSDGsに発展する)は、情報・国際・福祉とともに「総合的な学習の時間」のテーマ例として君臨していたこと、とりわけ1990年代は、1992年のリオデジャネイロで行われた地球サミット、1993年の「環境基本法」、1995年の「容器包装リサイクル法」、1998年の「家電リサイクル法」(2001年完全施行)の制定、1995年末の「特定フロン全廃、そしてなんといっても1997年の気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された京都議定書が大きく、地球環境問題に注目が集まった時期です。
 かくいう私も、90年代から00年代にかけて省エネルギー教育実践校とかKids’ISO14000をはじめ環境系のNPOに関わったりだとか環境教育に関する実践を学校の内外問わずやっていた時期です。
 とくにCO2削減のために、気になるところもありながらも原子力発電を積極的に増やして、発電の4割までが原子力となりました。その流れの中で2011年3月11日を迎えたわけであります。

 さらに余談ですが、公立中時代に全国の環境教育の先生が集まった3泊4日だか4泊5日の研修会に参加したことがあります。当時20代だった私は、実践事例を熱く語るベテラン勢に囲まれて最初はビビりまくりましたが、あるとき、屋外の活動でお昼に出た弁当のごみを誰も分別しようせず、ぐちゃぐちゃになった弁当のごみの集まりを見て「(ピー)」と思いました。それが、当時純粋ピュアだった私が環境教育に対して、疑念というか違和感をもったきっかけです。
 なお、その後「エコフォビア」という言葉が出回り、疑念が確信に変わって、環境教育(そのころにはESDかな)に対しシニカルな態度をとる時代を経て、SDGsな現在は酸いも甘いも噛み分けて、しれっと「どの口が言う!」と突っ込まれそうな表面的なポジショントークを臆せずできるようになりました。あの研修で弁当のごみをテキトーに捨てていたベテラン勢の仲間入りです。あ、でもごみは分別しますよ、一応。

 もっともこういう、同じものを見ても年を経ると見え方が変わってくることってよくありますよね。「同じもの」という鏡を見ている自分の側の成長の証なのかもしれませんが。
 「お笑い漫画道場」に出ている富永一朗・鈴木義司のやり取りを見て、子供のころは「仲が悪いんだ」と心配し、思春期になると「なんだヤラセか」と冷め、青年になると「演出でしょ」と納得し、そして歳をとると「もはや芸だよね」と味わうみたいな。
 今の自分の考え方や価値感って、経験に基づく昔の考え方や価値感の上に成り立っているんだよね。だから若気の至りも決して無駄なわけじゃないわけだね。

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