0681 【気象観測06】気象観測1 気象観測器具
さて、気象要素について学習しましたが、その気象要素が実際にどうなっているのかは、観測する必要があります。
いろいろな場所の気象を、時間を置いて観測することによって、この後どうなるかを予測することもできます。
ま、気象に限らず、現在(まで)のことを知らなくては、将来を科学的に予測することはできませんよね。根拠(データ)がないんですから。
ということで、気象データ集め、気象観測の話です。
まずはそれぞれの気象要素をどうやって観測する、観測器具のお話です。
気温・湿度の観測
もちろんデジタルの気温・湿度計もありますし、毛髪湿度計なんてものもありますが、
ここでは乾湿計を使ってみましょう。
使い方はそちらに詳しく載せてありますが、これで気温と湿度を求めることができます。
気圧の観測
風向・風速の観測
風向・風速は風向・風速計で測ります。
本格的にはこんなのが据え付けられているところもありますが、
風見鶏とセットでこういう風力計も見かけますね。
手持ちのものもあります。
横から見た図と上から見た図。風向は西南西です。
風力はブラブラしている金属板がどれだけ横になるかで判断します。風力3と風力5です。
雨量の観測
雨量は雨量計を使います。
よく学校では銅製のずん胴鍋みたいなものを使っていますが、気象庁などの気象観測では、転倒ます(鹿威しみたいなもの)型の雨量計を使っています。
雲量の観測
雲量は、空を見て目視で判断するしかありません。機械ではその判別が難しいのが現状です。
一方、気象観測の自動化が進み、ほとんどの気象台では目視をやめてしまいました。そのため「薄曇り」「快晴」などの微細な観測はできなくなってしまいました。
消えた「快晴」 目視から機械観測へ(東京新聞 2020/01/14)
130年の職人技が消える 目で見る天候観測に終止符 (産経ニュース2020/2/14)
さあ、これらのアイテムを使って、外へ出て気象観測をやってみましょう!
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