これに二酸化炭素を加えると、白くにごるのは有名ですね。
Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O
白くにごる物質の正体は炭酸カルシウムです。
ところがだ、さらに二酸化炭素を加えていくとどうなるでしょうか。
その差はっきり。
これは、さらに二酸化炭素が入ることにより、水が炭酸水、つまり酸性になることによって炭酸カルシウムが再び水に溶けるようになります。石灰石が侵食されるのと同じですね。
CaCO3 + H2O +CO2 → Ca(HCO3)2
ちなみに炭酸水素カルシウムは水溶液中にのみに存在し、固体として取り出すことはできない物質(というか化学種)です。
ということはですよ、この炭酸カルシウムが再び溶けだした状態はもはや石灰水のアルカリ性ではなく、酸性ということになりますね。
ということで、BTB+石灰水に二酸化炭素を加えてみましょう。
最初は「青の時代」はにごっているような感じがしますが、黄色(黄緑)は濁りは見られませんね。
炭酸水素カルシウム時代は弱い酸性になっているようです。
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