クスノキの葉が赤くなっているのをとらえて「これは温暖化と関係があるのか」という質問がありました。
さして関係あるとも思えないので「関係はないと思われます」と答えれば終わりなのですが、ちょっと別の角度から気になりました。
なぜ、その原因が「温暖化」なのか。何か根拠があって原因が温暖化だと推定しているのなら良いが、質問の文面を見る限り、そうではなさそう。おそらく「自然が普通じゃない状態になっている」→「温暖化の影響ではないか」という流れが自然にできているのではないかと。
今の子どもたちは生まれてからさんざん「地球が危ない」とか「温暖化で××になる」などと言われてきているので、変わった(よくない)ことが起こると何でも温暖化のせいにしてしまうのかな、という気がします。
郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、みーんな温暖化が悪いのです。まったく、ここまで温暖化のせいにされると、温暖化がかわいそうじゃないか!温暖化が何をしたって言うんだ!あ、地球をあっためた…そうか。でも温暖化にだって人権が…ないか。
冗談はさておき、こういうふうに考える子どもが出てきたのは、もしかしたら環境教育のやり方に問題があったのかもしれません。
きちんとした証拠もないまま何でも不都合なことを温暖化のせいにすることで、原因追及について思考停止してまい、本来の原因に気づかずに(あるいは気づいていながら、あえてふれないですまそうとして)いることは、かな~り問題視していいんではないかと思っています。
ちなみに、私がいい年して未だに独身なのは、きっと温暖化のせいだ!そうだ、そうに違いない!!
※JK=常識的に考えて
コメント