和風な庭園の必需品、ししおどし。カコン!ってあの音、風流でいいんですよね~。
私の知っていたのがたまたまそうだっただけかもしれませんが、ししおどしって、ちょっと隠れているというか、あまり近くで見られる場所にないような気がします。
ところが、肥後細川庭園にあるししおどしは近くで見ることができました。

動画でもお楽しみください。
このししおどしの仕組みを見てみましょう。
まずは、水が竹の筒に一定の速さで少しずつ入っていきます。
で、ここで忘れちゃならないのが、竹には節があるということ。実は先端の部分にしか水は入らないのです。
水が軸より先の部分しか入らないならば、下の図で軸(オレンジ色の●)より左側の部分が重くなります。すると、左側が下がるのですが、そうするとせっかく入った水が流れてしまいます。そうすると軽くなったのでまた左側が上がる、つまり右側が下がるのですが、そのときに下がった竹筒のおしりの部分が叩き石に当たってあの音がする…というわけです。

こうして、鹿威しは一定の間隔でいい音を鳴らし続けるのです…。



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