1542 イワシとナマズ

イワシは「鰯」、つまり魚へんに弱いと書くくらい弱い魚です。なので、遠い漁場から捕ったイワシは、船が港に着くまでに、生け簀の中でみんな死んでしまいます。ところが、あるおじいさんがいる漁船では、イワシが港まで元気な姿でいられたそうです。他の漁師さんは、おじいさんに秘密を聞きますが、おじいさんは教えてくれません。

やがてそのおじいさんが死に、船の水槽をのぞいてみると、そこには一匹のナマズがいました。
ナマズがイワシに緊張感を与えたため、結果的にイワシは元気なまま港までついた、ということです。

そこで、ナマズ的人材を入れてイワシ的組織の活性化を…とかよく言われますね。ナマズのつもりで入ってきた人材が、数年後にすっかりイワシになってしまう例はあとを絶ちませんが…

ところでイワシは海水に、ナマズは淡水に棲む魚です。この生け簀の水は淡水だったのでしょうか、海水だったのでしょうか。謎です。

考えられる説は3つあります。
1,海水だったのでナマズが暴れる。イワシは、暴れるナマズがいるので緊張し死ぬことがなかった。
2,淡水だったが、イワシはナマズの存在に圧倒され、それどころじゃなかった。
3,汽水(きすい;海水と淡水が交じり合っていること)性のナマズだった。

ん~どれでしょう。2.だとイワシはやはり弱いので死んでしまいそう。3.の汽水ナマズは南米などにいるらしいのですが、この話はノルウエーあたりの話らしいですからこれも違うかと。すると消去法で1.が有力説になりますが、だとすると、ナマズの方が死んでしまいそうです。それとも商品価値から行ってナマズは使い捨てなのか!?

そういえば、これ、検証した人がいるのでしょうか。「立春の卵」的なガセネタ感がぬぐえないのですが…

たわごと

Posted by rikaniga