1636 原子力体験セミナー2008 安全と防災コース

「原子力体験セミナー」、たぶん平成17~18年あたりからか、この研修をしている組織も業績評価か入札制かが導入され、国立大学の法人化みたいな動きがあったみたいで、研修のコースの構成が毎年のようにいろいろ入れ替わっていました。たしか研修の事務局スタッフの方から聞きました。そういえば、かつては3泊4日のコースもありましたが、この頃は1泊2日の研修がほとんどでした。リピーターよりも多くの先生に…という方向性もあるようです。

平成20年度原子力体験セミナーは、初級、中級、上級課程と分かれており、上級課程の「授業実践研修コース」と「エネルギー問題探求コース」は受講済。しかし意外なことに「理科コース」「上級理科コース」は行くことないまま、こういう大盤振る舞いの「原子力」(「放射線」ではなく)の教員向け研修はたぶん封印されてしまったことになります。。。

このときは、中級課程の「安全と防災」コースを選択。場所はまたもや原研東海

茨城県原子力オフサイトセンター

で、見学してきたのが、茨城県原子力オフサイトセンター。JCOの事故で関係機関相互の情報共有ができなかった反省から、原子力災害が発生した時に、国・県・市町村・原子力事業者及び専門家が現場の敷地外(オフサイト)にあるここに集まり、原子力事故が起きているときの対応を検討し、関係機関相互の意思統一を行い、方針を決定します。

受付(管理室)横に、防災専門官室。なんかかっこいい。

災害対策室。いちばん広い部屋で原子力災害発生時に国・県・市町村及び原子力事業者が総括班、広報班、放射線班、住民安全班などの「機能班」を構成し、情報収集や応急対策の検討を行う部屋です。

特別会議室と合同協議会室…だったかな。

原子力緊急時支援・研修センター

茨城県原子力オフサイトセンターと同じ敷地内にある原子力緊急時支援・研修センター。

支援棟の

2階の中央に情報集約エリア。

中心に机があって、

その周りに大きなモニターやらホワイトボードやらが何枚もあります。

さらにその周りを専門家室という部屋が取り囲んでいます。

報道モニタ室。テレビ・ラジオの報道もチェックしているんですね。

こちらは研修棟。RIの実験室もあります。

資機材庫にはモニタリング車、身体洗浄車など、緊急時に出動する特殊車両や移動式モニタリングポストなどが置いてあります。

放射線測定局

村内に放射線測定局がありました。

スカシユリ

東海村の花・スカシユリ

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