2062 省エネナビ

 私が、Kids’ ISO 14000に関わるきっかけとなったのは、当時、省エネルギーセンターがやっていた「省エネルギー教育実践校」という事業です。2002年から2004年にかけて、勤務校が指定されたわけですが、その中心となったのは、着任3年目の私でした。このあたりの詳しい話はKids ISOを振り返る(1)に譲りますが、「省エネルギー教育実践校」で省エネルギーセンターがサポートしてくれたことの一つに「省エネナビ」の設置がありました。

 省エネナビとは、一定期間の電力使用量、電気料金、二酸化炭素排出量などをリアルタイムで画面に表示する機械です。ちょうど省エネ実践校として指定された初年度である2002年の、全学停電のあった10月23日に導入しました。

学校全体の消費電力の表示器(左)と各フロアごとの消費電力の表示機(右)です。

こんな感じに表示されます
画面の下の6つのボタンを押して切り替えます。
右端のボタンが「モード」を切り替えるボタンです。

【実数モード】
学校全体でいくら使ったか、消費電力・電気代・原油使用量でお知らせします。

【グラフモード】
グラフで表示します。

【ピークモード】
ピークの時間をお知らせします。

【週間モード】
1週間のデータをお知らせします。

ちなみに、配電盤

停電時でも非常設備はONでした。別の系統があるんですかね。

 なんで今になって20年以上前に設置した省エネナビのを取り出してきたかというと、先日、学校の消費電力量を表示させて生徒に節電を意識づけられないかという話があったからです。省エネナビの機械はもうとっくに取り外してしまいましたし、また省エネナビを導入しようにも販売終了になっており、どうしたものかと思っているところです。
 逆に2025年の今はアプリを使ってもっと簡単に毎日の消費電力のデータを集めて処理し、もっといい感じに表示するなどできそうな気がしますが、どうなんでしょうね。おしえてえらいひと

ちなみにゆうちょ(当時はまだ民営化していなかった)のATMも「只今停電中です」と表示されて止まっていました。

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