ハワイで二酸化炭素400ppm観測→二酸化炭素濃度の増加(2013-06-02)
朝日中学生ウイークリー「ニュースとつながる理科のツボ」、執筆して27回目にして、ようやく第7単元の内容を扱う。
ハワイのマウナロアで二酸化炭素が400ppmになったというニュースを題材に、過去の二酸化炭素濃度について解説。「確認問題」も知識を問うものではなく、グラフの読み取りの問題をチョイス。詳しくは掲載された記事、または以下のリンクをチェケラ(死語)。
Mauna Loa Observatory二酸化炭素濃度、初の400ppm超え ハワイの観測所|朝日新聞
ハワイのCO2濃度が最高に 「危険水準」へ一歩|日本経済新聞二酸化炭素:ハワイで初の400ppm超え|毎日新聞
温室効果ガスWeb科学館 | 気象庁
温暖化の観測・予測及び影響評価統合レポート「日本の気候変動とその影響」「専門学校生のための環境問題概論」学習ガイド Lesson 2 地球温暖化環境科学解説:地球温暖化 第1部「地球温暖化とは?」−温暖化がおきるのはなぜ?|国立環境研究所
使える素材集検索/一覧 | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター
Climate during the Carboniferous Period
Using plant stomata to determine carbon dioxide concentrations over the past 15,000 years
2025追記 以前は理科の資料集なんかでは、空気中の二酸化炭素濃度が0.03%と載っていたのですが、いまではすっかり0.04%になりましたね…。
富士山世界遺産に→火山(2013-07-07)
朝日中学生ウイークリー「ニュースとつながる理科のツボ」、今年度は4月が金属(化学)、5月が刺激と反応(生物)、6月が二酸化炭素濃度の増加(環境)というラインアップでした。そこで次はできたら物理がいいなと、リニア新幹線の話題に注目していました。リニアモーターカーはなぜ走るのということで、モーターの仕組みや磁気浮上、超電導などもいいかなと。
でも、原稿の締め切り直前である6月22日に、カンボジアで開かれている世界遺産委員会が、富士山を世界文化遺産に登録することを決定した、というニュースが。これは今年の重大ニュースの一つにもなりそうな明るいニュース。しかも除外勧告を受けていた三保松原も一転して登録が認められた、というのだからこれを題材にしない手はない。ということで題材は決定。
で、火山は中1の「大地の変化」で扱うのですが、中3の第7単元でも防災がらみで出てきます。そこも取り上げてみました。ハザードマップの話題もふれておきました。
この連載を書くにあたってチェックした内容。
三原山(伊豆大島)はその形から「楯状火山」に分類されることが多かったのですが、現在は「成層火山」に分類されることが一般的です。たとえば気象庁のサイトでは、伊豆大島を
主に玄武岩の成層火山である。
と表記しています。教科書では啓林館がその立場を明確にしています。
「鐘状火山」は古い言い方で、「溶岩円頂丘」、「溶岩ドーム」がナウい。(死語)
ハワイにはマウナロアもマウナケアもある。どちらも楯状火山。先月号の理科のツボにあった、二酸化炭素濃度400ppmを観測したのはマウナロア。
「火山れき」と「軽石」、また中学理科の5社の教科書のうちで東書だけが載ってない…orz「大脳」に続きまただ…。


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