0467 酸化銀
酸化銀 酸化銀(I)
CAS 20667-12-3
Ag2O Mw=231.74 褐色ないし黒色の粉末
通常の取扱い条件では安定な物質といわれています。
が、中学理科では、酸化銀を加熱して銀と酸素に分解する実験で登場していることからわかるように、熱には弱いので、保管時には熱を避ける必要があります。なお、分解温度については130℃以上(米山薬品工業SDS)とか、200℃(O’Neil, M.J. ed. (2013):The Merck Index – An Encyclopedia of Chemicals, Drugs, and Biologicals. 15th Edition, Whitehouse Station, Merck and Co., Inc.)とか、 300℃(Dale L, Perry (2010):Hndbook of Inorganic Compounds, 2nd Edition, Boca Raton, CRC Press. )とか、資料によって言ってることが全然違うので何を信じていいのかわかりません。
また、光によっても徐々に分解していきますので光も避けましょう。
でもって、エタノール及びアンモニア水の混合により爆発性の窒化銀(雷銀)を生成することがあるので注意を要します。
さらに、大気中で二酸化炭素を吸収し表面が炭酸銀に変わりますが。一酸化炭素になると還元されて、300℃の高温を発します。
それから、強酸、強酸化剤、還元剤、アミンとの接触により反応します。
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だけど、通常の取扱い条件ではとっても安定な物質なんだってさ。
銀なので高いです。多くのカタログでは時価だけど富士フイルム和光純薬では25g 7350円だって…。
用途といえば何といってもその名もずばり酸化銀電池ですね。
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