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0911 酢酸ナトリウム三水和物

酢酸ナトリウム三水和物  CH3COONa·3H2O  Mw=136.08  CAS No.6131-90-4
白色の結晶~結晶性粉末 用途:染料の媒染剤、漬物などの保存料、エコカイロなど

エコカイロに関しては昭和化学のSDSに詳しい記述が。

酢酸ナトリウム三水和物は、エコカイロ・繰り返し使えるカイロとして応用される。酢酸ナトリウム三水和物の融点は58℃で、融解熱は264J/gです。密封した透明プラスチック袋に封入した酢酸ナトリウム三水和物を58℃以上に加熱すると溶けて溶液状に変化する。これを室温に戻しても過飽和のまま液状を保つ。この液体に何らかの刺激(物理的な振動)を加えると結晶化が始まり白濁する。その際に発熱し約45℃くらいに温度上昇し、数十分程度持続する。この融解と結晶化は何回でも繰り返すことができる。なお、酢酸ナトリウム無水物は融点が324℃でこのエコカイロ原料には不適。

無水物(CAS No.127-09-3)はダメなのね。

 で、酸水和物に話を戻すと(無水もだけど)5w/v%水溶液でpH8.0~9.4と弱いアルカリなので、眼刺激がありますから注意しておきましょう。

そしてなんといっても酢酸ナトリウム三水和物といえば、エコカイロにも利用されている、過冷却からの~凝固!

実験の手順はこんな感じ。
酢酸ナトリウム三水和物10gに水4mLを加えるのですが、それぞれがこんな感じ。溶けるんでしょうか。

溶けません。

そこで試験管を80℃のお湯で湯煎すると…少しずつとけていき、ついには完全にとけます。
水溶液というよりは、融解なんですがそれはさておき。

それをシャーレに移し、室温まで冷やします。


そのシャーレの真ん中あたりに、酢酸ナトリウム三水和物の結晶を少量落とす。どうなるかは動画を見ておくんなまし。

同じ実験を別の角度からスローで

これはまた別のやつ

サーッと結晶が。すごくね?

顕微鏡でも見てみました。

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