前回は、光合成には葉の緑色の部分が必要だということが分かりましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。
緑色の部分、ということは、あの部分で行われているのでしょうかね。
課題:光合成は葉の細胞のどこで行われているのだろうか。
葉の細胞の観察のしやすいオオカナダモを使って実験してみましょう。
まずはオオカナダモを光に当てます。
オオカナダモの先端近くの葉をとります。
こいつを観察するとこうなります。
前にも見た、葉緑体の粒が見える光景ですね。
それを熱湯に30秒ほど入れます。
さらにお湯で温めたエタノールに入れます。
エタノールに入れると、葉が脱色して白っぽくなります。
(その分エタノールが緑っぽくなりますが、オオカナダモの葉1枚程度ではあまり緑になりません)
これも観察してみましょう。白くはありますが、なかなか完全に緑は抜けきれません。
ヨウ素液を加えてみました。
細胞内の小さな丸い部分が青紫になっています。そう、ここが葉緑体だったところです。
ここにデンプンがあるということは、ここで光合成が起きていたのです。
昔実験した時の写真も載せとく~。うまく顕微鏡の視野を拡大できなかったあの頃…
結論:光合成は葉の細胞内にある、葉緑体で行われている。
オオカナダモの光合成産物 | みんなのひろば | 日本植物生理学会https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3627
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