0601【植物の体のつくりと働き09】根

アジサイの茎を水に差してたら茎から根が生えてきました…

根のはたらき
①水を体内に取り入れる(吸水)
②体を支える
※ちなみに、コケは根・茎・葉の区別がありませんから、根のような部分は根ではなく仮根カコンといって、吸水機能はなく、もっぱら体を支える役割でした。

根毛
根の表皮細胞が毛のように管状に外側に伸びたもの。
根の表面積が大きくなるので、土壌から水や栄養素を効率的に吸収できるようになります。
植物は根毛の長さを調節することで、土壌から吸収する栄養の量を制御しています。例えば、土壌中に栄養素が少ないときは根毛の成長を促進し、逆に栄養素が豊富に存在するときは根毛の成長を抑制します。

根の断面 師管と道管
根の師管、道管の分布は、根の位置によって微妙に違いがあるのですが、よく示されているのは道管が十字になって、その周りに師管がある形で、45度回転すると※になります。

茎では内側が道管、外側が師管になっていますが、根は外部から水を吸収するという役割のある以上、水を通る道管も、外部に近くなくてはいけませんね。その結果、根では師管と道管がこんな分布になったと考えられます。

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道管と師管の違いについて(兵庫県立神戸高等学校自然科学研究会生物班)
 「葉脈標本が上手くできれば、それを2枚に裂くことができる。」へ―面白そう。やってみたい…。

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