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0801 【電流06】回路と電流・電圧(6) 並列回路を流れる電流

では、図のような回路では、A、B、C、Dの各点を通る電流の大きさにはどのような関係があるでしょうか。

並列回路と言えば、以前、こういう考え方を紹介しました。

並列回路は共有部分を持つ2つの回路として考えよう!

つまり、上の図の回路の場合、次のように2つに分けるのです。

この並列回路は、別々に電流が流れている「赤の回路」と「青の回路」が一部重なっていると考えるのです。
赤の回路青の回路では、回路は一部共通していますが、お互いに干渉せず、それぞれ独立して、赤の回路専属の電流青の回路専属の電流が流れていると考えます。そして、赤の電流青の電流も、回路を流れているうちに減ったりなんかしないというお約束は、ここでも健在です。

すると、A,Dは赤と青両方通っているけれど、Bは赤だけ、Cは青だけ通っているというので、
IAIDIBIC
ということですな。

たとえば、IA が300mA、IB が200mAならば、ICは300mA-200mA=100mAと計算で求められるのです。

 ただしこの考え方は、単純な並列回路では通用しますが、高校物理で出てくるようなホイートストンブリッジをはじめとする複雑な回路では使えないので要注意。ただし中学理科レベルなら重宝する考え方です。

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