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1070 月の満ち欠けモデル

月の満ち欠けモデル (2011-08-04)

月の満ち欠けモデル。
円形の水槽に発泡スチロール球をこうくっつけます。

問題は、太陽と地球。
金星では、太陽は中心に豆電球をおき、地球は水槽の外側からのぞくことでクリアしていましたが、月は少しやっかいです。太陽は外側にあり、地球が水槽の中心にあります。どうしたもんでしょうか。

まず太陽。顕微鏡観察でおなじみの「ラボライト」を使ってみました。

ちなみに、発泡スチロール球をはる高さですが、月の場合はラボライトの蛍光灯の位置を考えて、水槽の真ん中ぐらいにします。もし、パクって同じ物をつくってみようとする人は、そこに注意して下さい。

そして地球。水槽の中心からのぞくことはできませんから、ここはBABY MONITORのような小型カメラの出番です。
金星の時は、水槽を逆さにしましたが、月の場合は上から手でもってカメラを動かすので、普通の置き方でよいです。

部屋の電気を消し、ラボライトをつけ、画像のようにカメラを発泡スチロール球に向けます。このとき、カメラの先がちょうど水槽の中心に来るようにします。するとモニタには、満ち欠けした発泡スチロール球の様子が見えるというわけです。
これらの画像では、左側からラボライト(太陽)の光がきています。


※1枚の画像でカメラの向け方とカメラから見た様子の両方がわかるように、水槽の中にモニタを入れていますが、もちろん授業などで使う際はその必要はありません。

カメラの数さえなんとかなれば、班ごとに生徒実験ができますね。
それとカメラを手で持つんじゃなくて小型の回転台にのせてクルッとできれば最高なんですが・・・。

月の満ち欠けモデル・改 (2016-03-12)

以前、月の満ち欠けモデルをつくったとき、

カメラを手で持つんじゃなくて小型の回転台にのせてクルッとできれば最高なんですが・・・

と思って、その後実際に回転台に載せてうまくいったのですが、そのときの写真や動画がなく、当然ブログにもアップしていなかったので、あれから約5年の月日を超えて、もう一度模型をつくって撮影しました。

ということで、秘密兵器、「ソーラー小型回転台」です。実際には下から乾電池を入れて動かしてますけど。

これを発泡スチロール球をくっつけた円形の水槽の中心に入れます。

おっと、向こう側には太陽役のラボライト。

そして、地球からの目であるBABY MONITOR。あれから5年近くたっているので、もっと性能のいいカメラがあるんだろうなと思いつつ。

回転台の上にBABY MONITORのカメラを置きます。わかりやすいようにカメラの向きを矢印で表しています…が、暗くてよく分からないかな。
※1枚の画像でカメラの向け方とカメラから見た様子の両方がわかるよう、水槽の中にモニタを入れていますが、授業などで使う際はその必要はありません。

モニタにはたとえばこう映ります。


では、実際に動画で見てみましょう。
北極星側からの視点

地球(カメラ)からの視点

月の満ち欠けがよくわかりますね。カメラの性能が良ければもっと良いのかもしれませんが、このモデル実験では十分です。

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