科学ニュースや季節の話題と理科(『理科の教育』2014年1月号)
※旧ブログで 2013-12-29 に更新された記事です。
『理科の教育』の連載講座「中学校理科教師のためのチェックリスト」
前回は2013年の11月号。1回あいてまた執筆。
今度は1月号です。午年ということでモウコウノウマが表紙です。
テーマは「科学ニュースや季節の話題と理科」。
理科の授業は決して教室だけで閉じているものではなく、人間生活と深くかかわっていますから、その具体的な事例を示すことは、生徒に理科を学ぶことの意義や有用性を実感させる方法となりますね。
特に新聞やテレビなどで取り上げられる科学ニュースや季節の話題などは、生徒が興味を持っているものも多いため、それが理科の学習とのつながりを示すことで、自然の事物・現象に進んで関わるきっかけとなりやすく、自然事象を人間生活との関わりでみようとする機会となるのではないかと考えてこの原稿を書きました。
本当は2012年末か2013年初頭にかけての掲載を目指して書いていたのですが、途中で難航して一時期放置したものを、重大ニュースの時期に復活させたというわけです。
もちろん、このテーマにはこの3月で連載2周年を迎える「ニュースとつながる理科のツボ」は欠かせません。この連載を担当することで、私自身、ニュースを観る眼が変わったことを実感していますから。
ちなみに写真のネコは、うちのミミです。
恒例、今月のチェックリスト。
□敏感に科学ニュースをつかんでいる。
□授業で科学ニュースを取り上げている。
□科学ニュースを学習内容と結び付けて学力を向上させている。
中1ギャップにどう対応するか(『理科の教育』2014年3月号)
※旧ブログで 2013-12-29 に更新された記事です。
『理科の教育』の連載講座「中学校理科教師のためのチェックリスト」
前回は2014年の1月号でその前は2013年の11月号。なんかまたヘビーローテーションになってきました。これあかんやつや。
3月号のテーマは「中1ギャップにどう対応するか」。
新入生の入学を前に、中1ギャップについておさえておきたい。中1ギャップについてよく議論されているのは不登校やいじめの増加など生活指導全般にわたる話題ですが、理科の授業においても存在します。
また、中1ギャップの対応としては、小中の相互交流をはじめとした、ギャップをなくすような取り組みが多くなされている一方で、「世の中ギャップはあるのが当然。むしろギャップがあるのを前提にして、ギャップを乗り越える力を子供につけさせることが大事なのではないか」という意見も説得力をもちます。
どっちつかずの浮動票な私は、両面からのアプローチを提案してみました。
ということで、恒例、今月のチェックリスト。
□子供たちの感じているギャップを把握している。
□授業がわかりやすくなる工夫をしている。
□中学校ならではの理科の魅力を感じさせる授業をしている。
そうそう、「これ理科」(と仲間内では呼んでいる)の2分野編に書いた「生物の観察」も中1ギャップ対策をふまえた小中接続期の授業という位置づけもあったんだよね、ふと思い出しました(と言いながらさりげなく宣伝)。
今回、参考にしたサイト(打消し線はリンク切れです)
文科省関連
小学校・中学校理科専門部会(第4期第1回(第9回))における主な意見(論点ごとに整理)
ベネッセ教育総合研究所
中1の壁を「乗り越え」「伸びる」ために必要なこと- 『中学1年生の学習と生活に関する調査』の結果を踏まえて- ベネッセ教育総合研究所|ベネッセ総合教育研究所
中学校の学習指導に関する実態調査報告書 2013
小中連携の理科授業の事例
理科教育における中1ギャップをなくすための 学習指導について(香川県)
小・中学校間の連携・接続に関する調査(神奈川県立総合教育センター研究集録32:51~58.2013)
中学の授業
自然事象を立体的に捉えることを助ける教具の開発と実証授業の研究
ギャップをなくす立場の中1ギャップ対策のアイデア
【中1ギャップ】対策としての【小中連携】教師ができる「7か条」と【DJポリス】の語りかけの共通点 | EDUPEDIA


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