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0271 ワイルドファイヤー 火の自然史

 国立科学博物館は企画展が至高。

 もちろん特別展もいいですよ。「毒」とか「恐竜」とか集客力のあるウエーイなテーマが多いし。その分不都合な真実もあるかもしれませんが、それを知っても「友の会」の学校会員だから、あんまりダメージないし。いつ行っても混んでるのは何とかしてほしいけど。

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 しかしですね、企画展は違うんですよ。特別展と比べると展示エリアは広くないし、有名人による音声ガイドもないし、展示の最後にお土産ショップで、タイアップ商品を買うこともない。ちょっとマニアックでひょっとしたら人を選ぶかもしれないテーマもあったりして。
 だが、それがいい!!にや…
 これこそ理科ガチ勢としては混雑と喧騒を避け、しっかりじっくりチェックしておきたい展示ではござらんか!!
 特別展が混む要因の一つに音声ガイドがあると思う。あれで展示物前でガイドを聞く間立ち止まるので、列が動かなくなるんだよね。

 ということで、今回の企画展は「ワイルド・ファイヤー 火の自然史」。ワイルドファイヤー、つまり野火、山火事をテーマにするあたり、企画展らしいテーマです。だって、同時期にやってる特別展は「毒」だぜ…。

 展示全体の流れもあるのですが、それは公式サイトに譲って、ここは使えそうな画像を見てみよう。

植物化石ブロック

三畳紀後期  山口県美祢市大嶺
 厚い泥岩の特定の部分にだけ化右が 含まれることから、洪水で運ばれた楢物の葉が泥とともにたまったことがわかりのだという。なるほど、そう解釈するのか…メモメモ。

シダ類(クラドフレビス) Cladophlebis haiburnensis (Lindley et Hutton) Brongniart
日本、中国、朝鮮の中生代前半に見つかる大型シダ

イチョウ類(バイエラ)  Baiera furcata(Lindley et Hutton) Braun
 中生代前半に栄えたイチョウ類。イチョウのように葉脈がニ股に分かれているが、現在のイチョウに 比べてーつーつの裂片が細い。

モウコノウマの頭骨 Equus przewalskii(skull)  原生(千葉市立動物公園)
 

阿蘇4火砕流堆積物 溶結凝灰岩 Aso-4 pyroclastic flow deposits (welded tuff)
阿蘇火山 後期更新世(約8.7万年前)
 

おまけ 静岡大学・国立科学博物館共同企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」から。
ゾエトロープ
 

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