PR

0195 アメダス 江戸川臨海

 アメダス 観測所番号44136 江戸川臨海 に行ってきました。

昔は新木場にあった

 アメダスは1974年(昭和49)11月1日から降水量の観測を開始、その後1976年12月13日から気温や風向風速も観測開始しましたが、当時はここ(35°38.3’N 139°51.8’E)ではなく、西に2kmほど離れた江東区新木場にある東京ヘリポートの敷地内(35°38′8.7″N 139°50′14.2″E)にあり、「新木場」という名称でした。
 ちなみに、新木場時代の詳細は、榎木 康太・石原 孟,一般化キャノピーモデルの提案と都市域における風況予測への応用.土木学会論文集A1(構造・地震工学), Vol. 68, No. 1, 28-47, 2012.にあります。
ところが、平成21年3月31日をもって気象庁東京航空地方気象台 東京へリポート出張所が撤退同日17時以降は「新木場」のアメダスデータは欠測となってしまいます。

 その後、5月29日10時から「江戸川臨海」で再開します。ただし、最初は風向風速計の高さが5mしかなく、風のデータなど信用できず欠測扱いになっていましたが、装置を取り換えて、9月29日16時からは降水量、風のほか気温、そして新木場では観測していなかった日照時間まで観測を開始して現在に至ります。
 葛西臨海公園の鳥類園の中にあるということで、2009年05月31日10月04日(日)当時のアメダスの様子を記してくれている方がいらっしゃいました。貴重な5m風向計の画像もあります。
 アメダス観測点に歴史あり…。

葛西臨海公園の中

 ということで、アメダスを見てみましょう。
 葛西臨海公園の鳥類園の道を歩いていると、しれっとさりげなくアメダスがあります。
 

 さりげないとはいえ、高さ10mの風向風速計は看過できませんね。
 

気温は通風筒の中にあります。
 

雨量計
 

データ変換・処理部
 
  

そういや日照計どこだ?たいてい風向風速計の柱の途中にあるのだけれど…

コメント

タイトルとURLをコピーしました