1610 イラストで見る面白い化学の世界

注・この記事は旧ブログで2011年に書かれたものですが、本自体は2024年8月現在、2巻、4巻は在庫僅少、1巻、3巻は在庫なしということですが…amazonでぼったプレミア価格で販売しているようです。高くても本当に新品が買えるのか?

【新刊】イラストで見るおもしろい化学の世界(2011-10-30)

東洋館出版社から化学実験の新刊『イラストで見るおもしろい化学の世界』が出ます。11月7日に発売開始予定とのことです。

とはいえ、原稿の執筆自体は、2007年から2008年にかけてで、もう4年半近くたつものでちょっと懐かしく感じます。同じ東洋館で後発の「板書」や「これ理科」に先を越されてしまっているので、よけいにそう感じるのかもしれません。でもとりあえず、世界化学年の今年中にできてよかったなと。

それはともかく、ふざけたイラストのセンスと、それに伴う
※ペットボトルに人は乗れません。また、宇宙には空気が無いため、シャボン玉はつくれません。
のような、この本の読者になるような人だったら、少なく見積もっても10人中9人は「んなもんわかってるわ(怒)!」と反応することが予想される、ギャグなのか行き過ぎたクレーマー対策なのかよくわからない注意書きがひそかに気に入っています(笑)。 

1.身近な実験 2011-10-31

第1巻は「身近な実験」

第1巻には26テーマの実験が紹介されていますが、私が執筆した実験は、次の6本です。
感熱紙に色が付くのは
 -感熱紙のロイコ染料と顕色剤の性質を調べる
リンゴの色の変化を調べる
 -ポリフェノールとポリフェノールオキシターゼのはたらきを調べる
アルコールパッチテスト
 -アルコールとアセトアルデヒド脱水素酵素の関係を調べる
クスノキからしょうのうを取り出す
 -蒸留と昇華で物質を分離する実験
ガラスや紙から指紋を採取
 -小麦粉・瞬間接着剤・ヨウ素・ニンヒドリンを使った指紋の採取方法を紹介
ペットボトルのリサイクル
 -ペットボトルを加熱して綿菓子状にする実験

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2.調べる実験 2011-11-01

第2巻は「調べる実験」

第2巻には27テーマの実験が紹介されていますが、私が執筆した実験は、この1本です。
防虫剤の成分を調べる
 -パラジクロロベンゼン、ナフタリン、しょうのうの性質を調べる

他にも楽しい実験がたくさんありますから読んでみて下さい!

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3.つくる実験 2011-11-02

第3巻は「つくる実験」

第3巻には27テーマの実験が紹介されていますが、私が執筆した実験は、次の2本です。
油と酢を混ぜてマヨネーズをつくる
 -マヨネーズづくりで乳化作用を確認する
発泡ポリスチレンのボールをつくろう
 -溶かした発泡ポリスチレンを再発泡させよう

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4.楽しむ実験 2011-11-03

第4巻は「楽しむ実験」

第4巻には27テーマの実験が紹介されていますが、私が執筆した実験は、
液体の中に降る雪、気体の中に発生する雲
 -塩化アンモニウムとパラジクロロベンゼンの結晶を析出させる実験
のうち、◆パラジクロロベンゼンの雪の部分です。
第4巻はこれだけ。なので、第4巻の執筆者のところには私の名前はありませんorz

以上、全4巻で107テーマ収録されています。

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