去年、棉を育てて、その観察日記は過去の記事で紹介していますが
0623 棉2031-1 芽が出てきた
0691 棉2023-2 このあと滅茶苦茶水やりした。
0843 棉2023-3 花が咲いた!!
0879 棉2023-4 9月でも花が続く
0983 棉2023-5 いよいよワタが…
1117 棉2023-6 隣のイヌホオズキ
1157 棉2023-7 イヌホオズキの染色
となって、現在は枯れかかっています…。
で、結局取れたワタは2つの花からしか取れず、わずかでした…(涙
それをもってワタの種子をいただいた東京農工大学科学博物館にやって来たのだ。
というのも、このワタを育てた人だけが参加できるワークショップ「ワタを育てて機械を動かそう」で機械が動くのを見たかったからなのですよ。
まずは、取ったワタを綿繰り機に通して、ワタと種子に分けます。
これが綿繰り機。意外なことに現在でも市販されているのですね。藤倉紡織機具店と稲垣機料のものがありました。
動画も撮ってみましたが
ぶっちゃけ、稲垣機料様の綿繰り機、綿繰り動画 【稲垣機料株式会社】の方がわかりやすいな。
原理としては綿繰り機の狭い隙間をワタは通るけど、種子は通らないので分けられるってことですね。
ということで、種子とワタに分けられました。
ちなみに、種子の周りにも少しワタがついているので、このまま土に植えると、ワタが水をはじいてしまい、発芽しにくいのだそうです(昨年この状態で植えちまったよ…)。なので、植える前に1日水に浸しておくとよいと教わりました。来年は水に浸してから植えようっと。
さらに、このワタを、ミニチュアカード機(梳綿機)に流します。ここでは、髪の毛をくしですくようにしてワタの繊維を1本1本に分離して平行にそろえ、なおかつ小さいゴミや短い繊維を取り除きます。
機械の写真はこちらにあります。この古そうな機械が今も元気に動くというところに、関係者の並ならぬ想いと努力を感じずにはいられません。
そうしてできたワタがこれです。なんか感慨深いですね。
これをガラ紡(これも科学博物館のサイトにいい写真があります)で撚って糸を作ります。
そうして撚れた糸がこれです。…すぐに撚る前の状態に戻ってしまい、糸としての品質は…ですが、こうやって糸が作れる!というところがすごいですね。
またワタを育てて参加したい企画です…。
ということで今回のワークショップを体験して、フリー画像で感想を示すと…
価格:792円 |
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