0728 前線での雨の降り方がわかる雲
画用紙と綴りひもで教材づくり
ふと思いついたので、しょうもない教材つくってみました。
材料は、画用紙、ラミネートフィルム、綴りひも、粘着剤付きマグネットシート、はさみ、セロハンテープ。
まずははさみで画用紙を雲のように切ります。
それをラミネートフィルムにいれてパウチっ子。
そこにセロハンテープで綴りひもをつけます。
ラミネートの四隅にマグネットシートをつけて完成。
何に使うか。
寒冷前線と温暖前線の図…?
温暖前線の雲は横に広がる層状の雲(乱層雲・高層雲など)。雨は広い範囲に長時間、弱く降る。
寒冷前線の雲は縦に積み重なる雲(積乱雲・積雲)。雨は狭い範囲に短時間、強く降る。
前線の前面にいたはずの人が綴りひもの「雨」でほどんど隠れてしまっています。集中豪雨っぷりがわかってもらえるかと思います。
雲を三角形ぽくして、ホワイトボードの図も寒気と暖気が動くようにしたい。
もう少し改善の余地ありかな。
定点観測編
さて、これを石垣での勉強会や都中理ポスターセッションなどにつっこみと失笑を狙ったつもりで出したら、これがなぜか思いのほか真面目に高い評価をいただき、作った本人が一番困惑しています。生徒もインターンで来た大学生も「何じゃこれ?」って顔してたんですけどね。
さて、今回は定点観測ということで人形を固定して、このホワイトボードを動かしてみるということを思いつきました。
たまたまあったのがこの人形。「不思議の国のアリス」のウサギですね。サイズ的にもちょうどいい。
寒冷前線の場合、こんな感じ。
雨に見立てたつづり紐は人形の後ろを一瞬、まとまって通過します。つまり短時間、強い雨が降るというわけです。ちなみにホワイトボードの下部に寒気は青、暖気は赤の線を引いておいたので、寒冷前線通過によって赤→青になるということで通過後に気温が下がるというのもわかる仕様です。
下の2つの動画を同時に見ていただけるとわかりやすいかも。少しタイミングがずれているかもしれませんが。
温暖前線の場合も見てみましょう。
つづり紐は間隔があいているので、人形の後ろを1本ずつ通過するので全部のひもが通過する、つまり雨が止むまでは寒冷前線に比べて時間がかかります。でも、雨はそれほど強くありません。そして前線通過によって寒気→暖気となり、気温が上がるのもわかります。
こちらも下の2つの動画を同時に見てみましょう。
2つの前線の違い、わかっていただけますか?…馬鹿にしてないです。善意でお聞きしたまでだ。※
※旧ブログを更新した当時(2020-09-06)の時事ネタです。
2023年にまた作ったので撮影してみました。
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