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1311 宝石・鉱物発見カードゲーム

 こんどは宝石・鉱物発見カードゲームを見てみよう。

 すでに紹介した生きもの分類カードゲームと植物分類カードゲームは、対象年齢5さい以上でありながら、動物と植物を特徴によって共通点や相違点を見いだして分類する、中学校の理科の学習にはうってつけだった。ところが、宝石となると、ちょっと方向性が異なってくる。少なくとも、ルビーやサファイアが理科の教科書に直接登場するわけではないし。どうやって知育玩具として教育的な側面を見せているのだろうか。

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ということでカードを一枚見てみよう。

ダイヤモンドという名称の他に、元素鉱物という種類、硬度、誕生石、色、構成元素、解説文、そして産地まで。裏には原石が。原石を見て、どんなものかを考えるという趣旨のようですが、実物写真を使ってほしかったな。つーか、5歳で構成元素とかわかるのかとか、ちょっとう~んとうなってしまいたくなります。

エメラルドも同様。原石とかならなおさら写真が欲しかったけど…むずかしいのかなぁ。

金と銀は3枚ずつある。プラチナも2枚。う~ん(いかがなものか…)カードのネタがなく苦しいのかなぁ、とついつい製作者目線で考えてしまう。もっと製作者目線で考えると、生きもの、動物に続いて地学領域でカードを作ろうとなったけど、中学校の理科の授業に準拠しづらいので、どういうコンセプトで攻めればいいのか困る。品ぞろえのための「負け戦」な商品開発にもしたくはない。
 そうするとそれこど5歳児でも知っている金や銀なんかはイメージといえば日常で使われている様子の方がわかりいい、だからメダルとか金海とか装飾品あたりでやむなしかな。

そもそも生物系のようにそれほど子供の知っている宝石の種類も多くない。なので宝石と鉱物を、それでも厳しいので岩石を。中学校で出てくる6種類の火成岩を網羅して、さらに堆積岩から石灰岩、チャートと。中学校の教科書的には凝灰岩、礫岩・砂岩・泥岩もぜひともほしいとこだけど。

 ちょっと変わった工夫がほしいところだな…。そうだ、あえて名前のところを空欄にして鉱物の名前を調べさせよう!

と、勝手に製作者の苦労を邪推してみました。

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