国立科学博物館 教員のための博物館の日 2014 で「教材として使える海にすむ無脊椎動物」という講座に参加してきました。
ウニの発生実験です。
まずはウニのなかま
バフンウニ
スカシカシパン
タコノマクラ
そして今日つかうのはムラサキウニ!
まず、ウニの口器のまわりの柔らかいところにハサミを入れて、口器を取り除きます。次に、からの中の体液を捨て、口器を上にして海水を満たしたビーカーに載せ、アセチルコリンを加えます。すると、5つある生殖孔から卵や精子が放出されます。
そして、プランクトン計数板の登場です。
0.5mmのマスになっていて大きさがわかりやすく、また水が蒸発しにくいというメリットがあります。ただし、厚みがるため、高倍率の対物レンズはぶつかって使えない場合があるのと、希望価格50枚\12,500というコスト面での課題が残ります。
MATSUNAMI(松浪硝子工業)のプランクトン計数板MPC-200 50入というやつですが、2020年07月に販売終了、推奨代替品はないんだそうです。難民でなかったのかなぁ…。
で、これに先ほどの卵が放出された海水を入れると…見えました!卵です。マス目も見えます。
ここにオスのウニから採った精子を入れて、受精したのがこちらになります。卵の周りに受精膜ができています。
2細胞期になりました。
4細胞期になりました。2時間の講座ではここまでです。
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