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0357【理科教育法】教員免許がほしいのは?(後編)

カテゴリー4 就職に役立つ

(1)教育関連の仕事に
・教育関連の職に役立つ
・他の仕事(教育系)で役立つ

(2)幅を広げる
・先生にあこがれていたことがある。現在、将来の職業が決まってないため、選択肢を広げるためにとった。
・就職の幅が広がるから
・就活で有利かも


 塾などの教育産業や教科書・参考書などの教育系出版社、教材会社、研究職など科学に関わる仕事では教員免許を持っている人が多いと聞きます。ちなみに教科書づくりはかなり大きなプロジェクトです。また、教科書は編集もさることながら営業も大切で、研究会などにはよく教科書会社の営業の方がいらっしゃることがあります。

 ただし、教員免許が本当に就職に役立つかは?です。もちろんプラスにはたらくケースもあるのでしょうが、プラスにもマイナスにも働かないケースや、教員免許をもっているということは、教師になるんじゃないか(内定辞退や短期で退職するんじゃないか)という懸念からマイナスにはたらく、という話も聞きます。単純に就職活動と教育実習が重なる場合もあります。特に教育と関係ない会社の人に、なぜ教員免許をとるのかと聞かれたとき、きちんと説明できるような理論武装は必要でしょう。

カテゴリー5 理科関係の活動をしている・興味がある

・今参加しているイベントが子供対象のサイエンスコミュニケーションなので教えることに興味があった
・中学校の理科教育に興味があった(教職課程はとってない)実験教室とか教材キットとか
・理科教育の現場を知りたい(大学院生)

 教職課程はとっていないけど、なぜか理科教育法は取っている、という方が最近は見かけなくなりましたが以前は毎年1~2人いました。学校以外の理科教育の仕事に就きたいという人。学芸員とかサイエンスライターとかサイエンスエンターティナーとか。

 そのような方はなんといっても、そっち方面への具体的なアクションを取ることが大切です。学校の教員以上に競争率は高そうですし、このご時世、そのような仕事で安定して食っていくことはかなりの努力を要するのではないかと。隣の芝生だからか、楽しそうではあるのは私も認めます…。

カテゴリー6 その他

中高の先生方にお世話になり自分もそうなりたいから

教育実習に興味
コミュニケーション力がつく(実習など)

子供が好きだから

地方(地元)では先生以外に理科を生かせる仕事(このジャンルでは「先生」が自分にとって一番身近)があまりない

いまさらやめられない

 身内ではなく、実際に教わった先生にあこがれるケースも例年多いのですが、今年はたまたま1件でした。
 教育実習については、教職課程の総まとめとして大きく教職課程に対する意識が変わるところです。このブログでも教育実習について何度か取り上げている()ので、それも見くとよいでしょう。

 「子供が好きだから」この理由は、男性の方は言わない方がよいでしょう。変な誤解を招くことがあります。

 東京にずっと住んでいる私にとっては、地方の事情はよくわからないのですが、自分の学びをどう生かすかという視点でもう少し広く見てみるのもよいのかもしれません。

 いまさらやめられない…お気持ちは痛いほどわかりますが「サンクコスト(埋没費用)」という考え方も取り入れる価値はありそうですぜ。

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