1241 中学理科で解ける 共通テスト2024 地学基礎・地理A編

今回は地学基礎が、中学理科で解ける問題が異様に少なくなってしまいました。/(^o^)\ナンテコッタイ

地学基礎

第1問

問2 緊急地震速報は,震源近くの観測点で観測されたP波の情報をもとに、振幅の大きなS波が到着する前に警告を出すことを目的としている。紀伊半島沖の浅部で大地震が発生し、緊急地震速報が地震発生の15秒後に出されたとする。震源から200km離れた大阪市では、緊急地震速報を受信してから何秒後にS波が到着するか。最も適当な数値を、次の①~④のうちから一つ選べ。ただし、S波の速度は4km/秒、緊急地震速報が出されてから受信するまでの時間は無視できるものとする。
 ①15   ②35   ③50   ④65

 大阪市では地震が発生してから 200km÷4km/秒=50秒 後にS波が到着する。
 地震発生15秒後に緊急地震速報が出れば、50-15=35秒 前に地震が来ることが分かる。  

第2問

問1 次の図1のa~dは、台風が日本に接近した際の,連続する4日分の地上天気図を順不同で示したものである。この天気図a~dの日付の順序として最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。
 
①c→b→d→a  ②c→d→a→b  ③d→a→c→b  ④d→c→b→a

 台風が南から北へ移動する順に並べるとd→c→b→a。 

第4問

問2 地層中の火山灰層は、過去の火山噴火で広範囲に及んだ降灰の様子を知る手がかりとなる。次の図1は、ある湖の底を鉛直方向に掘削して得られた第四紀の地層の柱状図である。地層中には3枚の火山灰層X・Y・Zがみつかり、それぞれの火山灰層の層厚と構成粒子の種類は図1に示すとおりであった。また、これらの火山灰層は、いずれも湖に降って堆積した物で、堆積後に侵食を受けていなかった。図1について述べた後の文a・bの正誤の組合せとして最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。

a 火山灰層X・Y・Zは、含まれる鉱物の組合せは異なるものの、いずれも斜長石が含まれることから、すべて同一の火山からもたらされたものと考えられる。
b 火山灰層X・Y・Zの厚さの違いは、この湖に降った火山灰の量の違いをおおむね反映していると考えられる。

a 全然違う成分なのに同じ火山の噴火なわけないじゃないですか。
b 降った分だけ(押し固められるものの)層になります。  

地理A

 今回は参考出品として、地理Aから、こんな問題を紹介します。

第1問

問5 次の図6中のJ~Lは、日本周辺における気象衛星画像を示したものである。また、後の文サ~スは、図6中のJ~Lのいずれかの気象状況下で発生が予想されることがらと、それに対する備えについて述ぺたものである。J~Lとサ~スとの組合せとして最も適当なものを、後の①~⑥のうちから一つ選べ。
 
サ 大雨の影響で物流が滞り、商品が品薄になる状況が続くことが予想されるため、暖房用燃料や非常用の食糧を準備する。
シ 強風の影響で果実が落下するなど、大きな損害が生じることが予想されるため、風雨が強まる前に防風ネットなどを設置する。
ス 停滞する前線の影響で長雨になり、河川の氾濫や低い土地の浸水、土砂災害などが予想されるため、降雨や河川の水位の情報を収集する。

 天気図ではなく雲画像というところがなかなか渋いところですが、いかにもな雲の様子なので、そこまで難度は高くありません。Jは日本列島を東西に覆うように雲があるので梅雨の時期だな、Kは台風の渦巻きだな、Lは日本海なんか見ると北西の季節風が吹いているから冬だなってわかります。サは「大雨」というところで一瞬悩みますが、その後の「暖房用燃料」という言葉で冬だと推定できますし、シが台風だからK、スが長雨ということは梅雨だからJと確定するので消去法からもやはりサはLだとわかります。 

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