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0742 【日本の気象4】日本の天気の特徴4 日本の夏、小笠原気団の夏

梅雨が明けると、夏です。
オホーツク海気団をとの争いに勝った小笠原気団が日本を支配します。そして小笠原気団の高温・多湿という性質がもろに蒸し暑いという日本の夏の気候に直結します。
2021年7月16日

 で、教科書的には夏の天気は「南東季節風」とか「南高北低型気圧配置」とかいうのですが、ぶっちゃけいうと冬の北西季節風や西高東低型気圧配置に対抗させるために無理矢理つくった、という感がなくもありません(※個人の感想です)。
2021年8月28日

 というのも、南東の季節風は、海と陸の温度差が冬ほどではないので(冬の大陸は-40度を下回りますから!)冬の北西季節風ほど強く風は吹かないし、きれいな西高東低の気圧配置は冬によく見かけますが、それに比べると夏にきれいな南高北低の気圧配置を見かけることは少ないです。実際、過去の天気図から7~9月あたりで南高北低らしい天気図を探しているのですが、なかなかきれいなものがありません。そもそも結構な日数台風とか熱帯低気圧で「南高」が乱されるし。
 「クジラのしっぽ」なんていう表現の方をもっと前面に押し出してもいいのではないかと。

 とはいえ、南東季節風については既に学習しましたし、南高北低についても、南に高気圧、北に低気圧があれば南から北にあたたかい風が吹くな、というのは予想つくと思います。

 また、夏特有の強い日差しで,地面が温められる⇒上昇気流が発生する⇒積乱雲が発達する⇒激しい雷雨(夕立)が起こるという展開もあるあるです。

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