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1392 中学理科(教員向け)一口メモ

某教材の検討会で出てきた意見から、へーと思ったものをピックアップしました。
地学編を前にやっていたので、残りを一気に行きます。

・顕微鏡で低倍率で観察してから高倍率で観察するとき、ピントはほぼあっている。
・種子植物の地上茎では内皮は極めてまれ
・トウモロコシのひげが種子の数とあっている
・ブドウは糖としてためる。バナナはデンプンとして貯める
・クサソテツの若芽はコゴミという。
・人間の複雑な肺も、筋肉でのエネルギー消費に耐えるため
・筋肉は縮むがゆるむことはない。
・手羽先は10秒煮ると皮をはいで観察しやすい
・骨格標本で、瞬間接着剤では軟骨の大きな関節は表現しにくくなる。ホットボンドなどを使用すると軟骨の代わりにすることができる。
・肝臓の働きは非常に多いので、人工肝臓はつくれない。
マンボウの産卵数3億、というのは1つの論文だけからの情報。
・多足類は教科書検定でダメ、ムカデ類、ヤスデ類ならOK
・遺伝子が変わると形質が変わるという基本的なところから説明すべきかもしれない。

・食物連鎖は「食べる・食べられる」という関係であるが、菌類や細菌類を入れることで「分解・吸収」という考え方も必要になってくる。
・動物と植物の関係は、食べる食べられるの関係以外にも共生とかがある。
・小学校でも食べる食べられるの関係は扱っていた。中学では、個体としての生物ではなく生物の集団としての扱いになる。そのことをつかませたい。
・多様性というと生物の種がいろいろあるという程度になってしまう。地球の様々な環境を示すことも大切。
・二酸化炭素や水という0kcalのものが光合成で有機物になる。有機物はエネルギー分がある(砂糖は高カロリー)。そのエネルギーは太陽の光エネルギー。物質は循環するがエネルギーは一方向の流れ。
・土は団粒構造があるから水はけがよくて保水力もある。このようなことがわかれば、砂漠化の問題も理解できる。
・土の中の個体数では貝類が生徒は理解できない。生徒は「貝」というと海を連想する。キセルガイなどを紹介したい。
・地球全体がコンポストであることが理解できないと、実験室でやっていることと実際のことが別物と思ってしまう。
・菌類と細菌類を扱うのに、森林の話が出てくるとよいかも。なぜ、マツタケは少なくなってきたのか。
・環境調査に松の葉を調べるのはよくやるが、排気ガスの影響を調べてもなかなか出てこない。
・ガードレールにセロテープを貼って剥がし、顕微鏡で観察する。
・アマゾンの環境の変化だけでなく、自分の地域の変化を調べるのもあり。航空写真の利用も有効。
・小笠原は船を降りたところに足をぬぐうところがある。植物や動物の検疫がある。

・物体からは放射状に光が出ている。教科書などではその代表的な1本を線で表しているということを強くおさえておきたい。
・内視鏡は今は光ファイバーからCCDになってきている。
・最近のトンネルでは、照明は蛍光灯ではなくメタルハライド
・光の三原色の青は印刷では紫っぽくなってしまう。

・上皿てんびん:最近の分銅は手で持つタイプになっている。
・電子てんびんは質量ではなく重さをはかっている。
・精密なものは、地域によって重力補正が必要である。
・電子てんびんの最後のけたはあやしいことも説明したい。
・上皿てんびんはゆれの微妙なもので誤差がイメージできる。
・同じステンレスでも磁石にくっつくものとくっつかないものがある。
・半田とかウッド合金とかは、混合物だから融点が低くなっている。
・銅の酸化、緑青の青い色も。屋根に使われた銅が酸化している様子。
・奈良の大仏で水銀を使っていた。
・現在、キムコはゼリー状なので活性炭が取れなくなっている。

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