二酸化マンガン、別名、酸化マンガン(IV)、化学式 MnO2は、黒っぽい粉末または粒です。CAS No.は1313-13-9
その昔、文化放送で「とんねるずの二酸化マンガンクラブ」というラジオ番組があってな…。
詳しい製法などは、古いですが、田村 英雄「二酸化マンガン」化学教育 16(1), 83-87, 1968-03-20 にあります。
で、この二酸化マンガンの試薬には粒状と粉状があります。
二酸化マンガンといえば、過酸化水素と反応させて酸素を作る実験が有名です。粒状を使ったときと粉状を使ったときでは、どうちがうのでしょうか。
まず、2本の試験管を用意し、1本は粒状、もう1本は粉状の二酸化マンガンを0.5gずつ入れました。
今回は、過酸化水素については、市販の3%オキシドールを使います。
粒状・粉状の二酸化マンガン0.5gに、3%オキシドールを5mL入れた実験がこちらになります。
粉状(右)だと激しく反応して危険だし集めにくいため、粒状を用いるほうがベターというのが定説。もう一つ粒状がいい理由としては、実験後の二酸化マンガンの回収しやすさもあります。粉状だと試験管が汚くなるし。
コメント