大地の成り立ちと変化

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0374 塩化アンモニウムの結晶

今度また品川区の研究授業の講師に行くのですが、事前に頂いた指導案では、火成岩の学習で、斑状組織と等粒状組織の違いを塩化アンモニウムでやる実験を紹介していたので、追試してみました。 従来はサリチル酸フェニルやミョウバンを用いることが多いのです...
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0373【火山と地震07】火山活動と火成岩(7) 火成岩(後編)

火成岩は、マグマが「冷えて固まった」ということですが、この冷えて固まる速さによって、大きく2つに分けられます。それが火山岩と深成岩です。つまり3者の関係は、こういうことです。火成岩=火山岩+深成岩とくに火成岩と火山岩がごっちゃにならないよう...
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0371 火成岩を偏光板越しに観察する (後編)

解2 2枚の偏光板を重ねて真っ黒になるように重ねて、その間にプレパラートをはさむサンドイッチ作戦。これを生物用の顕微鏡で観察します。倍率70倍。 【火山岩】流紋岩(栃木県日光市湯本) 安山岩(輝石安山岩・北海道虻田郡ニセコ) 玄武岩(兵庫県...
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0370 火成岩を偏光板越しに観察する (前編)

火成岩の2つのグループ、火山岩と深成岩。両者を観察してつくりの違いに気づかせたい。幸い、岩石のプレパラートはたくさんある。 ところが、普通の生物で使うような顕微鏡を使うと、無色ばっかりでインスタ映えしない鉱物の違いがよくわからない。(画像は...
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0369 【火山と地震06】火山活動と火成岩(6) 火成岩(前編)

マグマが冷えて固まった岩石、それが火成岩です。さっそく実際の火山岩・深成岩を見てみましょう。 まずはマグマが火山の表面近くで冷えて固まってできた火山岩の仲間です。流紋岩(りゅうもんがん) 安山岩(あんざんがん)  玄武岩(げんぶがん) そし...
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0366 【火山と地震05】火山活動と火成岩(5) 

火山灰は何種類かの小さい粒でできている、という話がありましたが、その小さい粒を鉱物といいます。鉱物にはどんなものがあるのでしょうか。 無色鉱物。無色または白色の鉱物をさします。石英。 長石 有色鉱物。無色鉱物じゃない鉱物。黒雲母。 薄くはが...
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0365 鹿沼土と赤玉土

鹿沼土と赤玉土。いずれも園芸用土として使われていますが、どちらも火山灰です。左が鹿沼土、右が赤玉土です。 鹿沼土 鹿沼土は栃木県の鹿沼に赤城山の火山灰が降り積もってできた軽石です。 椀掛けして鉱物を取り出してみました。が、あんまりきれいでは...
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0364 【火山と地震04】火山活動と火成岩(4) 火山灰の観察

前回は火山噴出物について学習しましたが、火山灰をとりあげます。  一口にマグマといっても、火山によって成分や温度、その結果粘り気に違いがあり、いろいろあるんだ、ということがわかりました。とすると、マグマによってできる火山噴出物の火山灰も、き...
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0351 【火山と地震03】火山活動と火成岩(3) 火山噴出物

火山から噴出するものを火山噴出物といいます。火山噴出物は、気体、液体、固体ともあります。 火山から噴出する気体が、火山ガスです。その成分はほとんど(日本の火山では90%以上)が水(水蒸気)ですが、そのほかに二酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素な...
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0350 【火山と地震02】火山活動と火成岩(2)火山の形(後編)

前編では、火山の形がマグマの粘り気に関係していることを突き止めました。 楯状火山 ではここで、前回も出てきたハワイのマウナロアに注目してみましょう。J.D. Griggs –U.S. Geological Survey, パブリック・ドメイ...
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